汀雲
フリーで高機能といわれるGIMPでざっと描いてみました。
■SAIとの比較二例
(下のは修正版をあげ直しました。前より背景が似た感じになったかな?)
描き方としては大して違ったことはしてません。
どれも取り込んだ鉛筆画を元に線画作ってます。
自己流の、マスク作って、(ベース塗って)乗算で色を重ねていくが基本。塗り自体は例によって、筆とかでやってぼかしたり消したり。
GIMPの場合は、マスク用レイヤーとは別のレイヤーに、はみ出し上等でその部分の色塗ってしまってから、マスク用レイヤー(ベースは白)に乗算で統合、の順で描いた。
統合時、PSP8の乗算とは違ってどうも下レイヤーの透過度に影響されるみたい……(乗算に限らず?)
あと、PCスペックの問題もあるだろうけど、筆跡がやっぱりSAIの方が断然、滑らか。
口径が大きいと連続性が落ちますね(PSP8もだけど)。
口径が小さい場合(ごく細い線)もSAIは滑らか、GIMP・PSP8はがたがたな感じ。
それから、筆系統はやっぱりSAIの方が簡単にリアルに近い感じにできるし、カスタマイズも楽でした。
なんだかんだやってるうちにツールの設定保存法もなんとか見つけた(マニュアルなんて見ずに使ってます)。
ちなみに縦横比で1/2に縮小してあるので多少の粗は目立たなくなってます。
ということで、やっぱり基本の塗りはSAIで、GIMPは加工用ソフトとして使うことになりそうです。PSP8にないレイヤー合成モードとかフィルタ(というかエフェクト)がありますからね。
あ、これのメイキングとかいります?
一言あれば簡単にでも作ってみますが、なければそのままスルーです(あ、GIMPのです。SAIのは昔なのでスクリーンショットとってない……)。
言い忘れ、上のピンクいののGIMPの方はペンタブの筆圧感知を切って描いてみました(筆類の透明度を薄くして重ね塗り)。
それでもペンタブだったからまだましだったけど、まともにマウス使ってたら手がつります、絶対!
新記事書いてますが、こちらでまずはお返事を。
>谷町クダリ さま
乗算はよく影部分を塗るときに使われているようですよ。
灰色とか(くすんだ色)で一括して描いて乗算すると各色に濃い部分が出来るので。
厚塗りでは乗算していって、ある程度のところで一枚にまとめて(部分部分だったり全体だったり)、それまで塗ったものを‘にじみ’とかで馴染ませる、とか??(やったことないのでなんとも……)
ベースのベタ塗り、については「自由選択+バケツ」です。「はみ出し上等!」で。
なぜならマスク用レイヤーの利用で、はみ出しを気にしなくて良いですから。
で、マスク用レイヤーですが、「自由選択+バケツ+ブラシ類」でやってます(新記事参照)。
あ、ここまでは部分部分でのマスク作成です。
キャラクターの全体像の場合はマスク用レイヤーのコピーをそれぞれして、それをまとめればシルエットが出来ますので、それを利用する、とか?
各ソフトで大まかに出来ることは似ていますが、やっぱり出来る(しやすい)ことと出来ない(しにくい)ことがあるので、上手く特性をつかみたいものです。